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【認定者が解説】AFPの年会費は高い?もったいない?払わないとどうなる?

マコ
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  • FP2級は持っているけど、AFP認定まで受ける必要あるのかな?
  • AFP認定は年会費がかかるって聞いたけど、コスパ合う?

AFPの認定を受けるためには、原則FP2級の取得と指定の講習を受講しなければいけません。さらに認定後も年会費が12,000円必要で、継続研修も必要。

このため「高い費用と勉強する労力を払ってまで、AFP認定は受ける価値があるのかな?年会費がもったいないかも」と感じる方が多いかもしれません。

AFPは金融業界で一定の評価がされる資格です。もし資格手当がつくなど収入を得られるのであれば、有益な資格。

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AFPは収入アップできるなら有益な資格!

  • AFP認定のために必要な費用は42,500円(AFP【技能士課程】の場合)
  • AFPの維持費は年間13,320円(年会費+アーティスの継続研修)
  • 年会費が払えないとAFP資格は失効する
  • CFPを目指すならAFPは必須

AFP認定の方法についてはこちらの記事で解説しています。

≫ AFP認定を受けるための方法を解説

この記事を書いた人
  • 金融機関で12年の勤務経験あり
  • 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
  • AFP認定者
  • FP2級は独学で取得
マコ
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AFP認定者である私が解説します。

AFPの認定と維持に必要な費用

AFPはFP2級取得者なら簡単に取得できる民間資格です。

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私はアーティスの技能士課程でAFP講習を1日で修了しました。

ただ、多くの資格と異なり年会費が必要な点が大きな特徴。

このため「AFPには興味があるんだけど、費用がかかるって聞いた。認定を受ける価値はあるのかな?」と疑問に持つ方が多いかもしれません。

まずはAFPの取得と維持に必要な費用をチェックしてみましょう。

AFP認定は技能士課程で42,500円が必要|ケースごとに異なるので注意

認定を受けるためには主に次の2通りに分けられます。

  • 基本課程・・・FP2級未受験者向け、費用が高め
  • 技能士課程・・・FP2級取得者向け、最短1カ月で取得可能

条件ごとに分けた費用は次のとおりです。研修費用は低価格なアーティス(資格対策ドットコム)で検証しています。

コース【基本課程】【技能士課程】
FP2級受検費用(学科・実技合わせて)11,700円11,700円
講習費用【基本課程】(アーティスの場合)22,000円
講習費用【技能士課程】(アーティスの場合)8,800円
AFP入会金10,000円10,000円
AFP年会費12,000円12,000円
55,700円42,500円
  • FP2級受検費用・・・FP2級の受検費用はあくまで受検に必要な金額のみで、テキスト代などの学習費用は除外しています。
  • AFPの講習費用(アーティスの場合)・・・【基本課程】と【技能士課程】でAFP認定を受けるには、指定の講習を終了しなければいけません。
  • AFPの入会費・・・日本FP協会に納めるAFPの入会費が必要です。
  • AFPの年会費・・・日本FP協会に納めるAFPの年会費が必要です。

認定研修は業界最安値のアーティスで比較しています。アーティスの技能士課程は次の記事でレビューしているので、受講を検討している方は参考にしてください。

≫ アーティス(資格対策ドットコム)AFP認定研修をレビュー

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アーティスならAFP認定研修が1日で修了できます。

AFP認定の詳細は別記事で解説しているので、参考にしてください。

≫ AFP認定を受けるための方法を解説

年会費と継続研修費用で13,320円が必要|継続研修の種類で費用は変わる

AFPは認定を受けた後に維持費が必要な資格です。AFP認定を受けた後に必要なお金は次の2つです。

  • 年会費12,000円
  • 継続研修費用(アーティスの場合)2,640円(2年に一度)

年会費はFP協会に納める費用です。集められた会費は会員サポートの他にFP協会の活動のために使われます。

会員の方からお預かりした年会費等は、会員サポートのほかNPO法人としてのさまざまな活動の支えとなっています。

引用:日本FP協会HP

またAFPを認定された後には継続研修も必要。

日本FP協会が指定した研修を修了しなければいけません。受講料は研修の実施団体によって異なりますが、協会のモデルケースでは年間約1万円で受講できます。

≫ AFPの継続研修のおすすめ講座について解説

マコ
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AFP認定単位の取得方法は様々。ここではわかりやすいようにアーティスの講座で比べています。

AFPで収入を得る方法

AFP認定を受け続けるには、月間1,000円程度の維持費が必要。では、維持費に見合っただけのリターンは見込めるのでしょうか?

AFPは主に金融業界や不動産業界で評価される資格です。これらの業界でキャリアアップを積む、あるいは、AFPで培った知識を活かした副業を行うのがおすすめです。

資格手当のある会社に転職

転職を考えている方は、AFPの資格手当がある会社を視野に入れるという方法もあります。

資格手当が支給される会社で働く場合、維持費を払ってでもAFP認定を受ける価値があるでしょう。

AFPを歓迎条件とする企業は多いです。金融業界や不動産業界など幅広く需要があるので、資格手当がある会社を探してみましょう。

マコ
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私がいた金融機関では一度報奨金が支給されるのみでした。給与に反映されるのであれば、取得する価値があると言えます。

副業で収入を得る

副業で収入を得るという方法もあります。AFPの副業は次の2通りに分けられます。

  • ライター
  • セミナー講師

クラウドソーシングサイトなどでAFP資格者を必須条件とするライターなどの募集があります。

最新の税務情報に触れているAFP認定者だけが発信できる情報も多いでしょう。

人前で話すことに慣れている方は、各所で行われている金融や投資セミナーの講師になるという方法もあります。

少し生々しい話ですが、金融は大きなお金が動く市場なので、上記の副業ならば維持費を大きく上回る収入が見込めるでしょう。

たとえば金融市場のライターは一文字単価が高いです。他のライター業務ならば一文字0.5円などの金融に関する記事は2円以上の高単価案件も多いです。

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スキルマーケットなどで個別の運用相談に乗るという方法もあります。

AFP認定を受けるのがおすすめな人・おすすめしない人

AFPは維持費が必要ですが、支払以上に収入のアップが見込める方にはAFP認定を受けるのがおすすめです。

おすすめな人
おすすめしない人
  • 副業がしたい
  • CFPを目指す
  • FPとして独立を目指す
  • 業務で最新のFP知識を必要としない
  • 副業・独立に関心がない
  • 自発的に情報収集できる

おすすめな人|副業したい・CFPを目指す

FP業務で副業がしたい人やこれからCFPを目指す人には、AFP認定がおすすめです。

副業がしたい

クラウドソーシングサイトではライターではAFPを歓迎条件とする案件もあります。最新の情報を収集しているAFP資格者には一般の方よりも高単価の業務を受注できるでしょう。

CFPを目指す

CFPは「FPの頂点とも言えるプロフェッショナル資格」です。(日本FP協会HP )CFPになるためにはAFP認定が必須条件とされています。さらにステップアップを目指す方にはおすすめです。

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CFPを取得するとFP1級の学科試験が免除されるという特典もあります。

FPとして独立を目指す

FPとして独立を目指している方にはAFPの取得がおすすめです。AFPだけが参加できるセミナーや研修会などがあり、独立FPを目指す方にとって貴重な情報が網羅されています。

おすすめしない人|最新の知識は不要・独立するつもりはない

AFPとして認定されても、キャリアアップや収入の増加につながらない場合は維持費を払ってまで加入する価値はないかもしれません。

したがって、次の方にはAFP認定をおすすめしません。

業務で最新のFP知識を必要としない

FP業務は無資格者でも業務に携わることができます。このため、業務で最新のFP情報が必要でない方には年会費を払ってまで、AFP認定を受ける必要がないかもしれません。

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最新の情報が必要でないなら、年会費が不要のFP技能士の取得で十分かもしれません。

副業・独立に関心がない

収入アップにつながらないと、AFP認定を受ける価値は薄れるでしょう。副業や独立などでAFPとしての活動に関心がない方にはおすすめできません。

自発的に情報収集できる

FPに関する最新の情報はネットなどを使い自分で調べることも可能。もし「常に自学自習して知識をアップデートしている」という方でしたら、AFP認定を受ける価値は低いかもしれません。

AFPの認定を受けた人・退会した人の口コミ

AFP認定をされて入会する方もいれば、退会をする方もいます。退会する方は何をきっかけに退会するのでしょうか?

AFP認定を受けた人の口コミ・退会した人の口コミを集めました。

入会する人の口コミ|退会連絡時の対応が素晴らしいとの声も

AFPに入会する人の声
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退会連絡時に継続方法を話してくれたおかげで単位を取りきれたという声も聞かれました。

退会する人の口コミ|資格より実務経験が大事という声も

AFPを退会する人の声
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FP2級で問題ないならAFPに入る必要はないのかもしれません。

AFPは退会できる

ここまでお読みいただいて「AFP認定を受けようかな?でも入るだけのリターンが見込めるかな?」と悩む方がいるかもしれません。

実はAFPは退会が可能です。どうしても決めかねるようなら、試しに加入してみるのも手です。ただし入会金と年会費は途中解約で戻ってこないため注意しましょう

AFPは途中退会可能

AFPは途中で退会可能です。もし加入して「コスパに合いそうにないなぁ。」と感じたのなら退会することもできます。

ただ原則年会費は返金されないため注意しましょう。

マコ
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入会金と年会費は返金されない点に注意。

再入会も可能|年会費を払わなかった場合を除く

AFP認定は退会後に再入会することも可能。ただ、再入会の際には次の3つの条件のうちいずれかを満たさなければいけません。

  1. AFP登録審査試験に合格
  2. 2級FP技能検定に合格
  3. AFP認定研修を再受講・修了(1級・2級FP技能士保有者のみ)

参照:日本FP協会HP(AFP再認定ルールの概要) 

少し制度が複雑ですが、FP2級を取得している場合③の認定研修を受講する方法が最もお手軽に再入会の要件を満たせます

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再入会の場合は原則認定研修を再受講する必要あり。

再入会の場合年会費と入会費を再度支払う必要があるので、注意しましょう。

また、年会費を未納した場合は原則再入会ができません。

AFP認定のよくある質問

年会費を払わないとどうなるの?

年会費を払わない場合はAFP資格は失効します。

Q.振込期限までに年会費を支払えなかった場合はどうなりますか?

A.会費未納による退会となり、CFP®資格、AFP資格は失効します。

引用:日本FP協会HP

引き落とし日はログイン後のMyページ画面で確認できるので、事前に残高を確認しておきましょう。

どのコースが一番安くAFP認定が受けられる?

FP2級独学で取得後に技能士課程を受講する方法が、最も低価格でAFP認定を受けられます。

  • FP2級独学→技能士課程

詳しくは次の記事で解説しています。

≫ AFP認定を受ける方法を解説|最短・最安の認定講座はどこ?

継続教育はどんなものがある?

AFPに義務付けられた継続は様々な方法があります。AFPの認定のために必要な単位数は15単位です。

主な継続教育の種類は次のとおり。

継続教育
FPジャーナル継続教育テスト
FP実務と倫理テスト
研修の受講(SGを含む)
執筆
講師

CFPを目指すならAFP認定が必須

AFPは維持費がかかりますが、FPの最上位資格であるCFPを目指すためには取得が必須です。

他にも最新の情報が得られる・FP同士のネットワークに参加できるなどの特典があります。AFPの特典を活用できる方にとっては、年会費を払ってでも加入する価値があると言えます。

もし、FP2級取得者の方で「AFPになろう!」と感じた方は技能士課程での取得がおすすめです。

技能士課程の場合は、簡単なテストと提案書の作成に合格できればすぐに修了可能。

【技能士課程】を受講した際のレビューは次の記事を参考にしてください。

この記事を書いた人
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「資格は取れても、仕事はたいしたことないなぁ。」と上司から言われたポンコツの元地域金融機関職員。銀行業務検定をはじめ多数の資格を保有。自らの経験をもとに金融機関で働く方のための資格情報を発信しています。
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