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【認定者が解説】AFPが意味ない資格と言われる理由|CFPを目指すならおすすめ

マコ
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  • AFPは取得する意味がない資格って言われる理由はなぜ?
  • 受講料を払って認定を受けるだけのメリットはあるの?

AFP(AFFILIATED FINANCIAL PLANNER)は国家資格であるFP技能士と異なり民間資格。日本全国で約16万人の資格取得者がいます。(日本FP協会HP

ただSNSでは「意味ない資格」という声もあります。たしかに仕事で活用できない方にとって「いまひとつ役に立たない資格だなぁ。」と思われるかもしれません。

しかし、AFPだけが手に入る情報も多いです。業務や日常生活で活用できるなら有益な資格と言えるでしょう。

本記事ではAFPが「意味ない」と言われる理由と認定を受けるメリットについて解説します。

  • AFPは年会費の割に役に立たないという声がある
  • AFPに提供される情報が有益であるという評判も
  • CFP認定を受けるならAFPがほぼ必須
  • AFPは認定費用・維持費用が必要な資格だが、情報を活用できれば役立つ資格
この記事を書いた人
  • 金融機関で12年の勤務経験あり
  • 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
  • AFP認定者
  • FP2級は独学で取得
マコ
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AFP認定者である私が解説します。

AFPが意味ない・いらないという口コミ

AFP(AFFILIATED FINANCIAL PLANNER)資格取得者は全国で約16万人と幅広く普及した資格。(日本FP協会HP

しかし、ネット上では「意味ない」「会費が高すぎる」とのネガティブな声も聞かれます。実際の口コミを探ってみました。

金融以外の業界ならあまり意味ない、仕事で使わないからいらない

口コミを見ると、「金融以外の業界ならあまり意味ない」「仕事で使わないからいらない」という声が聞かれました。

AFPが意味ない資格という口コミ

ちなみにFPは国家資格ですが、AFPは民間資格ですので。あしからず。

マコ
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業務上必要ないのであれば、年会費を高いと感じる方は多いようです。

AFPが意味ない資格と言われる理由

AFPが意味ない資格と言われる理由の大半は年会費が必要だからです。

AFPは一度認定を受ければ生涯有効な資格ではありません。AFP資格を更新するためには、年会費の支払いと継続教育の単位取得が義務付けられています。

AFPの特典を十分活用できない方は「意味ない資格」と感じるかもしれません。

ここではAFPが意味ない資格と言われる理由について探ってみました。

  • 年会費が高いから
  • 実務で使えないから
  • 金融機関で働かないと役に立たないから

年会費が高いから

口コミを見ると、「年会費が高い」と感じている方が多いようです。AFPの年会費は12,000円と少し高めに感じます。

年会費等はFPジャーナル(認定者向けの会報)の送付やセミナーの運営などの会員のためのサービス、加えて、協会の運営のために利用されています。

会員の方からお預かりした年会費等は、会員サポートのほかNPO法人としてのさまざまな活動の支えとなっています。

引用:日本FP協会HP

↓AFPの認定費用・維持費用については後半で解説

実務で使えないから

AFPは実務で役に立たないから「意味ない資格」と言われることもあるようです。主に次の理由が挙げられます。

  • 認知度が低い
  • 結局税務や運用の勉強は必要

認知度が低い

FP(ファイナンシャルプランナー)は広く一般に知られた資格ですが、対してAFPの認知度は低いようです。AFP認定者は2級ファイナンシャル・プランニング技能士でもある場合が大半です。

FP業務に携わる場合「AFP認定者です」よりも「ファイナンシャルプランナーです」と名乗ることが多いのではないでしょうか?ですから「FP技能士を持っているから十分。AFP認定を受ける意味はない」と考える方がいるのかもしれません。

マコ
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「認知度の高いFPで十分。AFPまで取らなくていい。」と考える方もいるでしょう。

結局税務や運用の勉強は必要

AFP認定を受けても実務で活用するためには、継続した税務や運用の勉強は必要です。資格を取ればそれで終わりではなくFP業務に携わる以上、最新の知識にアップデートしないといけません。

AFPでなくても勉強は必要であるため、「結局勉強しないといけないんだから、AFP認定を受ける意味はない」と考える方がいるかもしれません。

ただ、AFPにしか手に入らない会報やセミナーはあるため自己研さんに役立つ資格であることは確かです。

マコ
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セミナーや勉強会を通して、他のFPと交流でき刺激になります。

金融機関で働かないと役に立たないから

FP業務で必要な金融機関で働かない方にとっては、AFPのメリットが得られる機会は少ないでしょう。

ただ、金融機関以外でも次の業務では役立ちます。

  • セミナー・・・AFPとして金融講座の講師ができる
  • 執筆・・・AFPとして執筆に携われる

副業を考えている方にはおすすめです。

AFPが役に立つという口コミ

口コミを見るとAFPが意味ないという口コミだけでなく、役に立つという声も聞かれましたので紹介します。

CFP試験を受けるために登録した、資料提供があるから凄くイイ

口コミを見ると「CFP試験を受けるために登録した」「資料提供があるから凄くイイ」という声が聞かれました。

AFPが役立つという口コミ

IFAとは「独立系フィナンシャルアドバイザー」のことです。

マコ
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CFPを目指すならAFP認定はほぼ必須です。

意外に多い?AFPのメリット

AFPはメリットの多い有益な資格。

  • FPジャーナルが毎月購読できる
  • セミナーに参加できる
  • CFPを目指せる

FPジャーナルが毎月購読できる

FPジャーナルはAFP・CFP認定者だけが読める会報です。月1回発行され、最新の税制情報や資産運用に関わる情報が掲載されており、「役に立つ」と口コミでも評判です。

たしかに情報量も多く最新の情報が掲載されていて、日本FP協会が発信する情報だから信頼して顧客にも伝えられます。

マコ
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FPジャーナルを定期購読していると思えば、それだけで年会費の元は取れていると感じます。

セミナーに参加できる

AFP認定者向けのセミナーが毎月多く開催されており、最新の情報が手に入ります。セミナーで最新の情報を手に入れたいという方にはおすすめです。

また、セミナー以外のSG(スタディ・グループ)などの参加により、他のFPとも関わりを持てます。

マコ
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オフライン・オンラインともにFPのコミュニティに参加できるという点が魅力の一つです。

CFPを目指せる

CFPはFPの最高峰とも言える資格です。

CFP®資格は、北米、アジア、ヨーロッパ、オセアニアを中心に世界25カ国・地域(2023年2月現在)で導入されている、「世界が認めるプロフェッショナルFPの証」で、FPの頂点とも言えるものです。 引用:日本FP協会HP

AFP認定者はCFPの受験資格を得られます。

Q1-4CFP®資格審査試験の受験資格を教えてください。

A1-4AFP認定者であること、もしくは所定の大学院で単位を取得すると受験できます。 以下の①または②の条件を満たしていることが条件です。

① AFP認定者であること

② 所定の大学院で単位を取得すること

引用:日本FP協会HP

CFPの難易度は高いですが、その分保有者も少ない資格。目指す価値のある資格と言えるでしょう。

CFPを取得すると、FP1級の受験で学科試験が免除されます。

もし、FP1級まで目指す方はAFP・CFP認定を受けてみるのも有効な方法かもしれません。

AFP取得になる方法

ここまでお読みいただいて「AFPになろうかな?」と思った方に向けてAFP認定の方法を解説します。主に2通りの方法に分けられます。

  • FP2級未受検→基本課程
  • FP2級取得者→技能士課程

AFP認定を受ける方法については次の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

≫ AFP認定を受ける方法を解説|最短・最安の認定講座はどこ?

基本課程|FP2級を取得していないなら基本課程から

基本課程はFP2級未受検者向けの研修です。「FP3級もとっていない。これからFPを目指す!」という方は基本課程で目指しましょう。

技能士課程に比べると

  • 受講料が高い
  • 受講期間が長い

という特徴があります。基本課程の講座を受講料順に並べると次のとおり。

マコ
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FP初学者がAFPを目指すなら基本課程がおすすめです。

技能士課程|すでにFP2級取得者なら技能士課程

すでにFP2級を取得している方は、技能士課程の研修を受講しましょう。

基本課程に比べると

  • 受講料が安い
  • 受講期間が短い

という特徴があります。

ただ、FP2級の受検には実務経験が必要。実務経験が定められた年数を満たさない方はFP3級の合格から目指す必要があります。

マコ
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FP2級に独学で合格する自信があるなら、技能士課程で受講しましょう。

技能士課程の講座を受講料別に並べると次のとおり。

≫ 【レビュー】最安・最短?アーティス(資格対策ドットコム)AFP認定研修を解説

マコ
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私は実務経験があったため、いきなりFP2級→技能士課程で受講しました。

AFPに必要な費用

AFPは認定と維持費用が必要な資格です。

認定に必要な費用|42,500円〜55,700円程度が必要

AFP認定を受けるためには、最低でも42,500円〜55,700円程度の費用が必要です

認定講習は最安価格で受講できるアーティスを参考にしたところ、必要な費用は次のとおり。

コース【基本課程】【技能士課程】
FP2級受検費用(学科・実技合わせて)11,700円11,700円
講習費用【基本課程】(アーティスの場合)22,000円
講習費用【技能士課程】(アーティスの場合)8,800円
AFP入会金10,000円10,000円
AFP年会費12,000円12,000円
55,700円42,500円

AFPはメリットが多い資格だが年会費もかかるため熟慮して認定を受けよう!

AFPは意味が無いという口コミもありますが、AFPでしか手に入らない情報もある有益な資格。ただ年会費が必要なため、認定を受けるかはじっくり検討しましょう。

「AFPには少し興味が出てきたけど、会費がかかるのはもったいないなぁ。どうしよう?」と悩まれた方は、次の記事も参考にしてください。

マコ
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AFPに必要なお金について解説しています。

この記事を書いた人
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「資格は取れても、仕事はたいしたことないなぁ。」と上司から言われたポンコツの元地域金融機関職員。銀行業務検定をはじめ多数の資格を保有。自らの経験をもとに金融機関で働く方のための資格情報を発信しています。
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